書評その14:「世界で一番貧しい大統領のスピーチ」
『世界で一番貧しい大統領のスピーチ』
著者:くさばよしみ(編)、中村学(絵)
発行日:2014/3/1
評価:★★★★★
所要時間:0.5時間
読破冊数:14/100冊
■こんな人におすすめ
・欲しいものが手に入らなくてイライラする
・いらないものでも安いと買っちゃう
・金があるととにかく使いたくなる
■概要
ウルグアイの元大統領、ホセ・ムヒカ氏が2012年に開かれたリオの国際会議で行ったスピーチを絵本化したものです。この人の発言はいろんな形でシェアされていますが、この本では子どもでも簡単に読めるような文体で編集したうえで絵本にされてるので、すぐ頭に入ってきます。絵本と言っても小学生ぐらいの読者が想定されており、読み聞かせなどには適していません。
しかしまぁ、ささるささる。仕事上アホみたいに筆記用具やらコピー用紙やらを使い捨てしてる自分には、消費のために生産を続ける社会にNOを唱えるムヒカさんの言葉には返す言葉もございません。
既存のものにわずかに付加価値をつけただけの新製品に買い替えるために、まだ使えるものを捨ててもいいのか、と考えながら自分のAmazonの購入履歴を見ると罪悪感しかない。
そうはいっても、自分はネットとかコンビニとかドンキとかでお手軽に物が買えなくなる社会は嫌だなぁと思う矛盾を抱えた典型的ダメ日本人なのです。
とりあえずはまだ使える物は買い換えない(=必要ない物は買わない)、という当たり前なことから実践します。。。
■この本から学んだこと
・欲しい物を手に入れること=幸福とは限らない。
・消費するために生産する社会に疑問を持つこと
≪目次≫
省略
- 作者: くさばよしみ,中川学
- 出版社/メーカー: 汐文社
- 発売日: 2014/03/01
- メディア: 大型本
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