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10000冊プロジェクトに参加するため、ブログを立ち上げました。読んだ本の感想とか、つらつらあげます。

書評その6:「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
著者:村上春樹
発行日:
評価:★★★☆☆
所要時間:5時間
読破冊数: 6/100冊


■こんな人におすすめ
・モヤモヤしたい
村上春樹が好き
・とにかく活字に飢えている


■概要
村上春樹の作品は昔「ノルウェイの森」を読んだときに「よくわからん」という印象を抱いてから今までずっと読んでませんでした。
登場人物のお洒落過ぎる趣味は目をつぶるとしても、文章にクセがあるから慣れてないとなんかへんな気分になるし、展開もスッキリするようなもんでもない。でも言葉の使い方が巧みで次にはどんな文章になるのか気になって読み進めちゃう。でも話はなんかモヤモヤする。

今回、この作品を読み始めた時、普通にミステリーっぽい感じがしたのでストレートに楽しめると思ったんですよ。
実際物語の中盤に主人公の追っていた謎が一つ解明されるけど、そこで衝撃的な事実と新たな謎がでてくる展開なんかはミステリー系の小説っぽいし面白いと思ったんですよ。
世間の評判聞いてて、そんなことしない作家だってわかっててもラストですべての謎が解明されるのを期待しちゃったんですよ。

でも謎の解明も主人公の恋の行方(失恋をにおわせる描写はあるけど)も読者の解釈に任せちゃう。置いてきぼりにされた感がすごかった。
ネットを検索すれば死ぬほど考察はあるし、自分で読み解きなさいということなんだろうけど。。。

うーん、村上作品をもっと読めば魅力がわかるんでしょうか。。。考察をあれこれめぐらすのが正しい楽しみかたなんでしょうか。。。
わからん。。。もう全然わからん。。。


■この本から学んだこと
・わからん。助けてハルキスト。


≪目次≫
省略